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マグネットのコンセントカバー|取り付け条件と選び方

電気ケトルの根元でコードを引っかけても、プラグだけが外れて本体は倒れません。これがマグネット式プラグで、多くは機種ごとの専用部品として作られています。

一方、「マグネットコンセント」で検索して並ぶ商品には、裏面に磁石が付いていて冷蔵庫や金属ラックに貼れる電源タップも混ざります。

どちらも日本の家庭用なら定格はAC125V・15A、つないだ家電の合計1500Wまでという上限は同じです。

違うのは磁石が何のために付いているかという点で、選ぶ手順もそこで分かれます。

本記事では、2種類の製品の見分け方・吸着力(N)と耐荷重(kg)の読み分け・貼る面が鉄かどうかを確かめる手順を解説します。

マグネット党編集部

マグネットの選び方を用途別に解説。100均・収納・スマホ・車・DIY・印刷用まで、耐荷重と貼る面で比較できます。仕様はメーカー公式や公的機関の資料で確認し、時点を明記しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

2種類あるマグネットコンセントの違い

同じ言葉で呼ばれていても、磁石の役目が正反対です。

片方は外れるために磁石を使い、もう片方は留まるために磁石を使います。

買う前にどちらの話をしているのかを決めないと、仕様表のどこを見ればいいのかも決まりません。

引っかかると外れるマグネット式プラグ

本体側に金属の差込口があり、そこへプラグが磁力で吸い付く構造です。

コードに足を引っかけると、本体が引きずられる前にプラグが外れるため、卓上の調理家電に採用されてきました。

電気ケトル、ホットプレート、電気鍋あたりで目にする方式です。

ここで注意したいのは、差込口の形やプラグの寸法に共通規格がないことです。

機種専用の部品として設計されているので、なくしたときは同じ機種用の交換部品を調べてください。

形が似ているからといって別機種のプラグを流用すると、定格の電流に足りない組み合わせになることがあります。

金属面に貼り付けるマグネット付きタップ

本体の裏に磁石を埋め込んだ電源タップで、スチールデスクの脚や金属ラックの支柱、冷蔵庫の側面などに貼って床置きをやめられます。

磁石が担っているのは固定だけで、電気的な性能とは無関係です。

そのため選ぶときは、電源タップとしての定格と、磁石としての保持力を別々に確かめることになります。

なお、名前の似た「マグネットスイッチ」は電磁石で接点を開閉する部品で、コンセントとは用途が違います。仕組みの違いはマグネットスイッチの仕組みで解説しています。

パッケージ表示が示す意味

表示は電気側と磁石側の2系列に分かれます。電気側は法令で書き方が決まっているぶん読みやすく、磁石側は記載そのものが省かれることも珍しくありません。

表記意味確認したい人
AC125V 15A 1500W使える電圧と電流、つないだ家電の合計上限電子レンジやドライヤーなど消費電力の大きい家電をつなぐ人
PSEマーク電気用品安全法に適合していることの表示。ひし形と丸の2種類がある通販で見慣れないブランドを検討している人
吸着力 ○N(ニュートン)密着した状態から引き剥がすのに要る力。1kgfがおよそ9.8Nに相当します垂直な面に貼りたい人
耐荷重 ○kg掛けたり載せたりできる重さ。吸着力とは別の数値ですタップ本体に加えてコードの重みもかかる人
「マグネット付き」のみ磁石の種類も力も書かれていない状態本体質量から見当をつける必要がある人

吸着力と耐荷重を同じものとして読まないでください。

吸着力は面に対して垂直に引き離す向きの数値で、垂直面に貼ったタップにかかるのは下へすべる向きの力です。

同じ製品でも、貼る向きが変われば余裕は変わります。

外れるか留まるかで変わるマグネットコンセント選び

用途が決まっていれば、迷う余地はほとんどありません。順番に確かめてください。

調理家電の転倒を防ぎたい場合

この場合はマグネット式プラグの家電を選ぶという話になり、後付けの部品で解決する方法はありません。

すでに持っている家電のプラグが磁石式でないなら、コードの取り回しを変えるか、マグネット式プラグを採用した機種に買い替えるかの二択です。

取扱説明書の部品表に「マグネットプラグ」の型番が載っているかどうかが、いちばん早い判別方法になります。

床置きのタップを壁面に上げたい場合

まず貼りたい面に鉄が入っているかを確かめます。

手持ちの小さな磁石を当てて、手を離しても落ちなければ磁石で留められる面です。

アルミサッシ、樹脂の家具、ガラス面には付きません。

ステンレスは種類によって付くものと付かないものがあるため、見た目では判断せず必ず当ててみてください。

面が磁石を受け付けないと分かったら、そこはマグネット付きタップの出番ではありません。

ネジ留めや粘着で固定するタイプに切り替えるほうが確実です。

貼れる面を探す手順そのものはマグネットの時計はどこに付ける?でも扱っている考え方と同じで、室内の金属面をひとつずつ当たっていくことになります。

吸着力の表示が製品ごとにずれる理由

カタログの数値は、平滑な鉄板に密着させた状態で測ります。

実際に貼る扉は塗装があり、凹凸もあります。

塗装が厚いほど磁石と鉄の距離が開くので、同じ製品でも保持力は落ちていきます。

冷蔵庫の扉のように塗膜が厚めの面では、表示どおりの力が出ない前提で余裕を見てください。

もう一段ずれる要因が磁石そのものの違いです。

フェライト磁石は磁力が穏やかで錆びにくく、ネオジム磁石は同じ体積でも強い力が出る反面、被覆が欠けると錆びます。

厚みも影響し、同じ厚みなら異方性のほうが等方性のおよそ1.5倍の磁力になります。

「マグネット付き」としか書かれていない製品では、この違いが表示から判断できません。

磁石の強さがそのまま使い勝手に出る製品としては、マグネットクリップの選び方で挟める枚数と磁力の関係を解説しています。数値の読み方を掴む練習台として近い話です。

貼る面を間違えたマグネットコンセントの不具合

症状は3つに分かれます。そもそも吸い付かない、しばらくして落ちる、剥がしたあとに跡が残るという3パターンです。

吸い付かないのは面に鉄がないときで、これは貼る前に磁石を当てれば防げます。

厄介なのは、貼れたのに落ちるほうです。

プラグを差し替えるたびに横向きの力がかかり、コードの重みも下へ引きます。

落ちた瞬間にプラグの根元へ力が集中するため、繰り返せばコードの付け根が傷みます。

同じ落下の問題は車内でも起きるもので、設置位置の考え方はマグネットのリモコンホルダーで解説しています。

跡については、磁石の被覆と塗装がすり合うことで細かい擦り傷になります。

砂やホコリを噛んだまま貼ると、その粒が研磨材のように働きます。

貼る前に面を拭くだけでも減らせます。

冷蔵庫に貼る場合は、メーカーごとの案内が違う点にも注意してください。

日立は側面や背面にも付けられるとしながら、付けすぎると放熱を妨げると案内しています。

パナソニックは側面には何も貼らないよう案内しています。

ガラスドアのモデルでは専用のマグネットセットが必要です。

自宅の取扱説明書を確認してから決めてください。

マグネットコンセント設置前に見る2つの場所

電気側の表示は、本体の側面かプラグの付け根付近に刻印されています。

パッケージなら裏面か側面の仕様欄で、定格・PSEマーク・届出事業者名が並んでいるのが通常です。

通販の商品ページでは仕様表の中にあり、写真だけでは読めないことも多いので、テキストの仕様欄まで開いてください。

磁石側は情報が少ないのが実情です。

吸着力の数値が書かれていない製品では、本体質量を見て見当をつけます。

重いタップほど磁石にかかる負担が大きく、そこにコードの重みも足されます。

耐荷重の記載がない製品を垂直面に貼るなら、落ちても問題のない位置を選ぶという前提で使うほうが無難です。

マグネット式プラグの型番は、取扱説明書の部品表か、メーカーの部品検索ページで調べられます。取扱いは店舗や時期で変わるため、生産が終了している機種では入手できないこともあります。

よくある質問

マグネット付きタップを冷蔵庫の扉に貼っても平気ですか

メーカーによって案内が分かれます。

側面や背面への貼り付けを認めつつ放熱への影響を注意するメーカーと、側面には何も貼らないよう求めるメーカーがあります。

自宅の機種の取扱説明書に従ってください。

ガラスドアの場合は磁石が付かないため、専用のマグネットセットが必要になります。

マグネット式プラグを別の家電で使い回せますか

使い回しは想定されていません。

差込口の形状に共通規格がなく、機種ごとの専用部品として設計されています。

形が入ってしまった場合でも、定格の電流が足りない組み合わせになる可能性があります。

紛失したときは、その機種用の交換部品を調べてください。

吸着力の数値が大きいほど良い製品ですか

強いほど落ちにくくなる一方で、剥がすときに要る力も増え、塗装面への当たりも強くなります。

数値だけを追うより、貼る面の材質と、その面が塗装されているかどうかを先に確かめるほうが選択を絞れます。

数値の記載がない製品なら、本体質量から負担を見積もってください。

まとめ

マグネットコンセントという言葉は、外れることを目的にした機種専用のマグネット式プラグと、留まることを目的にしたマグネット付きタップの両方を指します。

前者は本体側の仕様なので後付けできず、後者は貼る面に鉄が入っているかどうかで使えるかが決まります。

吸着力(N)と耐荷重(kg)は別の数値で、垂直面ではどちらも表示より小さい余裕しか残りません。

ぜひ本記事の表示の早見表と、磁石を当てて面を確かめる手順を参考に、自分の設置場所に合うほうを選んでください。

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