SHARE:

オリジナルマグネットの作成費用|部数別の単価の相場

オリジナルマグネットの費用は「1個あたりいくら」だけを見ても判断できません。

実際の支払額は、初期費用(データチェック代や型代などの一度きりの費用)と、部数に比例する単価の合計で決まります。

同じデザインでも、部数が10個なのか1,000個なのかで単価は大きく変わり、その変わり方は印刷方式と加工内容で決まります。

そのため「部数別の相場」は、金額の一覧ではなく仕組みとして理解したほうが実用的です。

以下では、単価が下がる理由、下がりにくいケース、自作と業者依頼の費用差の考え方を整理します。

なお価格体系や対応サービスは変動するため、この記事は2026年8月時点の一般的な考え方としてまとめています。

実際の金額は必ず複数社の見積もりで比較してください。

マグネット党編集部

マグネットの選び方を用途別に解説。100均・収納・スマホ・車・DIY・印刷用まで、耐荷重と貼る面で比較できます。仕様はメーカー公式や公的機関の資料で確認し、時点を明記しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

オリジナルマグネットの費用は「初期費用+単価」で決まる

マグネットの制作費は、大きく3つに分解できます。

1つ目はデザインデータの確認や色調整といった前工程の費用。

2つ目は印刷そのものの費用。

3つ目は形に抜く加工と、必要なら磁石シートの貼り合わせ費用です。

このうち前工程と、抜き加工に使う型(トムソン刃)の製作費は、部数に関係なく一度だけ発生します。

1個作るのに1万円分の初期費用がかかるとすれば、10個なら1個あたりの負担は10分の1、100個なら100分の1になります。

これが「部数が増えると単価が下がる」最大の理由です。

逆に言えば、少部数で単価を抑えたいなら初期費用が発生しない方式を選ぶことになります。

丸や角丸四角といった既製の抜き型を流用できるサイズ、あるいはカッティングプロッタで輪郭を切る方式なら型代を回避できます。

1個から注文できるサービスの仕組みについては、1個から発注できるマグネット印刷業者の比較で扱っている観点も判断材料になります。

単価を左右する仕様はサイズ・厚み・形状・面数

同じ部数でも見積もり額が数倍変わることは珍しくありません。差が出るのは主に次の要素です。

仕様費用が上がる方向理由
サイズ大きいほど高い使う磁石シートの面積が増える
厚み厚いほど高い材料コストと磁力の強さに直結する
形状複雑な型抜きは高い専用の抜き型が必要になる
面数両面印刷は高い工程が増える
表面加工ラミネート等で高い屋外用途では追加になりやすい

特に見落としやすいのが厚みです。

薄いシートは安く済みますが、そのぶん磁力も弱くなります。

冷蔵庫のような平らな面に軽い紙を留めるだけなら薄手で足りますが、車体や看板のように風や振動を受ける場所では厚みが必要になります。

用途を先に決めないと、安く作ったものが使えないという結果になりがちです。

厚みと磁力の関係は粘着タイプと磁力タイプの違いを整理した解説でも触れている論点です。

部数が増えると単価が下がる仕組みと、下がりにくいケース

単価の下がり方は直線ではありません。

数個から数十個の範囲では初期費用の影響が大きく、部数を倍にすると単価はかなり下がります。

一方、数百個を超えたあたりからは初期費用が薄まりきり、単価は材料費と印刷実費に近づいて横ばいになります。

つまり「まとめれば安くなる」効果には上限があります。

下がりにくいケースもあります。

1つは、部数が増えた段階で印刷方式が切り替わらない場合です。

オンデマンド印刷は1枚ずつ刷るため、枚数が増えても1枚のコストがほぼ変わりません。

オフセットのような版を使う方式に切り替わるタイミングで単価が段差状に下がるので、その境目が業者ごとにどこにあるかを確認する価値があります。

もう1つは、種類(デザイン)が複数ある場合です。

合計1,000個でもデザインが10種類なら、1種類あたりは100個です。

データ確認や版の費用は種類ごとにかかるため、総数だけで安くなると考えると見積もりとずれます。

まとめて作る際は「合計部数」と「1デザインあたりの部数」を分けて伝えると、正確な金額が返ってきます。

自作と業者依頼、オリジナルマグネットはどちらが安い?

数個から十数個程度で、屋内で短期間使うだけなら自作が安く済むことが多いです。

市販の印刷用マグネットシートに家庭用プリンタで出力し、カッターで切る方法です。

初期費用が実質ゼロなので、少部数では業者の最低ロット料金より安くなります。

手順とコストの比較はマグネットシートへの印刷方法と費用の比較で整理しています。

一方で自作には限界があります。

家庭用プリンタは対応できる用紙の厚みに制限があり、厚手のシートは通紙できないことがあります。

インクジェット出力は耐水性が弱く、屋外や車で使うと色が流れたり褪せたりします。

切り口の精度も手作業では揃いません。

配布用のノベルティのように受け取る相手がいる場合、この差は品質として見えてしまいます。

逆に、部数が数十個を超える、屋外で使う、形を揃えたい、といった条件が1つでもあれば業者依頼のほうが結果的に安くなります。

作り直しの手間と材料の無駄がなくなるためです。

配布用マグネット広告の制作単価と配布方法のように、部数が前提となる用途では最初から見積もりを取るほうが早いです。

用途別に見るオリジナルマグネットの選択肢

同じ「オリジナルマグネット」でも、用途によって適した作り方はまったく違います。

冷蔵庫に貼る販促用の小型マグネットは、薄手のシートに印刷して型抜きする最もシンプルな構成で足ります。

単価も抑えやすく、部数を伸ばしやすい類型です。

車両に貼る場合は要求が変わります。

走行時の風圧に耐える厚み、雨と紫外線に耐える表面加工、そして貼る面の曲率への追従性が必要です。

判断基準は車に貼るマグネットステッカーの耐久性の見方や、社用車の表示を一時的に隠す社名隠しマグネットの選び方で扱っている条件と重なります。

屋外の掲示物として大きく作るなら、マグネット看板の耐候性と取り付け方で挙げている観点も費用に跳ね返ります。

グッズとして小ロットで作るなら、印刷から一貫して発注する以外の選択肢もあります。

既製のマグネットパーツに紙を組み込む方式なら、型代をかけずに少部数で形を揃えられます。

缶バッジをマグネット仕様にする方法とキットの選び方のような組み立て型の手法は、部数が読めない段階では現実的です。

よくある質問

1個だけ作ることはできますか

1個から受け付けているサービスはあります。

ただし単価は部数が多い場合と比べて高くなり、最低注文金額が設定されていることもあります。

既製の型に収まるサイズを選ぶと、型代の発生を避けられる場合があります。

型代は毎回かかりますか

同じ形・同じサイズで再注文する場合、以前に作った型を保管している業者なら再利用できることがあります。保管期間や再利用の条件は業者ごとに異なるため、初回発注時に確認しておくと再注文時の費用が読めます。

データはどの形式で用意すればよいですか

受け付け形式は業者ごとに違い、テンプレートが用意されていることも多いです。

共通して注意が必要なのは、型抜きの位置に対する余裕(塗り足しと文字の逃げ)です。

ここが不足すると入稿後に修正が発生し、納期と費用に影響します。

まとめ

オリジナルマグネットの費用は、初期費用と部数比例の単価に分けて考えると見通しが立ちます。

単価は部数が増えるほど下がりますが、印刷方式が切り替わる境目とデザインの種類数で下がり方が変わります。

サイズ・厚み・形状・面数の4点を先に固めてから、複数社に同じ条件で見積もりを依頼するのが、金額を比べられる唯一の方法です。

あなたへのおすすめ